政府の原発事故調査委員会の中間報告で、改めて菅前総理の暴走とパニックが事故対応を遅らせ、被害を拡大していたことが明らかになりました。
ほぼ国民全員が、自己陶酔に浸るような演説や、迷走する指示、ヘリコプターから水をかけるという漫画のような手法などで、菅前総理に危機管理能力はなく、東京電力の足を引っ張っているにも関わらず、すべての責任を東京電力に押し付けようと躍起になっていることを知っていました。
それにしても同じ民主党の野田政権下で、菅前総理が東京電力に乗り込んで3時間以上怒鳴り散らすのを見た政府高官が、菅前総理の手法を厳しく批判するような報告書が出せるということは、わが国の民主主義はけっこう健全に機能しているのだな、という奇妙な感慨にとらわれます。
総理大臣なんて誰がなっても同じとか言いますが、平時においてはそういう面があるにしても、一端危機が起きたなら、誰が総理大臣かで、その後の対応は大きく変わってくるでしょう。
野田総理、前任が菅直人、前々任が鳩山由紀夫で本当に良かったですねぇ。
何もしなくても前の二人よりはマシに見えますから。
今は消費税増税に燃えているようですが、それよりも政府機関の年度末の無駄遣いを止めさせ、翌年度に繰り越せるようにするほうが上策だと思いますがねぇ。
年度末になると、役人というものはついた予算を使い切ろうと深夜残業も厭わない習性を持っていますが、たくさん余らせたほうが評価が高いという風に発想を変えれば、日本国中で行われる無駄遣いがなくなって、莫大なお金が浮くうえ、残業も必要なくなって役人の健康に資すると思いますが。
多分役人の大半はそのことを感じていて、忸怩たる思いで予算執行事務に当たっていると思いますよ。
予算の単年度主義は日本国憲法に明記されていますが、年度をまたがる工事などは、繰越が認められています。
それを拡大すればいいんじゃないでしょうか?
国会議員が無駄を削減しようと言いながら、決してこのシステム上の欠陥を責めないのは不思議な気がします。
にほんブログ村
↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!