遅ればせながら、東大が全面的な秋入学への変更を言い出したことについて。
世界の多くの大学が秋入学なので、海外から優秀な留学生が受験しやすくなる、日本から海外への頭脳流出を防ぐ、といったことが主たる理由のようです。
ただ不思議なのは、入試は冬に行って、秋までの半年間に受験頭を冷やして広い視野を身につけさせるとか言っていること。
よけいなお世話のような気がします。
それと、半年間の授業料はとるんでしょうかねぇ。
入学料とか。
それだとぼったくりですねぇ。
東大は旧帝国大学や一橋大学、早慶などの有名大学に東大の秋入学に追随するよう求めています。
それこそ余計なお世話。
東大はまさか高等教育の政治的判断を下す使命を担っているとでも思っているのでしょうか。
傲慢ですねぇ。
私見では、秋入学にしても留学生は大して増えないし頭脳流出も減らないと思います。
東大は世界大学ランキングでは50番に入るかどうかという程度で、世界的にみたら魅力的な大学とはいえません。
それよりも独創性のある教育研究を行っている私学のほうが分野によっては東大よりも魅力的でしょう。
悪あがき、というのが私の素直な感想です。
頭脳流出を防ぎたかったら給料を上げて研究環境を整えるしかないでしょうし、優秀な留学生が欲しければ研究環境を整えた結果として留学生が集まるようになる、ということで、入学時期の変更で大した変化はないでしょう。
要は教育研究の中身の充実しかありません。
どんな好立地でも、まずい料理を出していれば客は来ず、辺鄙な所にあっても旨い料理を出せば客は集まるものです。
結局は潤沢な資金ですかねぇ。
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