安倍自民党総裁が本日第96代総理大臣に任命されましたね。
第2次安倍内閣の発足です。
党の枢要な職に女性を複数登用したり、総裁選を戦った石原議員を総務大臣に起用したり、工夫の跡がうかがえます。
なにしろこの内閣に重厚感を与えているのが、元総理の麻生太郎議員を副総理兼財務大臣で起用したことと、前自民党総裁の谷垣議員を法務大臣に迎えたこと。
初大臣もおり、バランスが取れています。
ライバル、石破幹事長の続投を決めたことも、安倍内閣が自民党一丸となって民主党政権下の3年3カ月でぼろぼろになってしまったわが国の国政を立て直そうという強い意志を感じます。
韓国や中国はわが国が急激に右傾化していると騒ぎたてていますが、右傾化というのは明らかに間違いで、やっと真ん中よりになってきただけのことでしょう。
第1次安倍内閣では、わずか一年の間に憲法改正に必要な手続きである国民投票法を通し、教育基本法を改正し、さらには防衛庁長年の悲願であった省昇格を成し遂げました。
一年でこれだけのことをやるというのは大変なことだと思います。
是非長期安定政権を作り上げ、安倍総理が昔から口にする戦後レジームからの脱却を図っていただきたいと思っています。
拉致問題では小泉内閣時代、官房副長官として北朝鮮に同行し、大いに成果を挙げました。
あれから10年、拉致問題はいっこうに進展を見せません。
この問題にも真剣に取り組んでもらいたいと思います。
そしてなんといっても経済。
多くの国民が、デフレ下、物価は下がったけどそれ以上に給料が下がり、可処分所得は減る一方という現状に不満を抱いています。
小泉改革の負の側面である、非正規雇用の爆発的な増加も問題です。
経済問題をうまく片付けることができれば、第2次安倍内閣は長期安定政権となることが可能でしょう。
民主党がひどすぎただけに、期待していますよ。