イランの核科学者が爆弾テロで殺害されましたね。
イランは、米国とイスラエルによるテロと断定、両国を激しく責めています。
一方米国はいかなる地域、いかなる手段によるテロにも関与していないと疑惑を否定しています。
仮に米国が関与していたって認めるわけはないですから、本当のところはわかりません。
でも米国とイスラエルによるテロだとしたら、なんだか映画のようですねぇ。
世界は謀略渦巻く地獄絵図というわけです。
折しも米国・EUがイランからの石油輸入を禁止したことから、イランは対抗措置としてホルムズ海峡封鎖をちらつかせ、米国・EUはホルムズ海峡を封鎖しようとすれば武力でこれを阻止する可能性を否定しません。
イランの核開発に対する国連の経済制裁は確実にイラン経済を混乱させているようです。
この混乱が、新たな中東での火種になっています。
やっとイラクからの米軍撤退が始まったばかりだというのに、今度はイランですか。
困ったものですねぇ。
米国大統領選挙は共和党の候補者指名選挙の真っ最中。
国防に関しては中東重視から対アジア=対中国へと戦力を大幅に動かすことが予定されています。
そのような中での謎の爆弾テロとイランの暴走。
先のことがわからないのはどんなことでもそうですが、イラン情勢も明日をも知れぬ様相を呈してきました。
わが国にとってイランは三番目の石油供給国。
米国・EUと違って、わが国はイランへの経済制裁のための輸入禁止を行っていません。
至急、イラン以外の国からの石油輸入の道を探るべきでしょう。
もし同盟国の米国がイランと戦闘状態に陥った場合、わが国はイランから石油を輸入できなくなるでしょうから。
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