米国で起こるべき戦争犯罪の映画

映画

 台風が近づいているとかで、外はひどい雨です。
 こんな日は、家から出るわけにはいきません。
 休日でようございました。

 このことあるを見込んで、昨日借りておいたDVDを鑑賞しました。

 「デッド・ファクトリー」です。

 平たく言えば、若い女を誘拐して性奴隷になるよう薬物を使って洗脳するマッド・サイエンティストと、潜入捜査に訪れた若い男女の私立探偵との暗闘を描いた作品ですが、背後には、巨大な組織が存在します。

 すなわち、米軍及び米国政府です。

 米軍はそれら洗脳され、なんでも言うことを聞くようになった若く美しい女性たちを、単に若い兵士のセックスの相手にするだけでなく、色仕掛けを特異とするスパイに仕立てたり、暗殺者にしようと企んでいたのです。

 88人もの科学者を雇って競わせますが、なかなかうまくいきません。
 しかし、中には米軍が理想とするような女性が出来上がることもあります。
 その場合、女性一人につき10万ドルもの大金がもらえるというわけです。

 予告編をどうぞ。



 正直に言って、作りはチープだし緊迫感もないし、映画の完成度としては駄作と言わざるをえません。

 ただし、米軍、さらには米国政府が国家ぐるみでこんなことをやっているなんて、いかにもありそうだと思い、それが怖ろしかったですねぇ。

 かつて米国政府は多くの科学者をかき集め、マンハッタン計画と呼ばれる原子爆弾の開発及び投下を極秘裏に進めていました。

 日本もドイツも英国もソ連も、それぞれ核兵器開発を進めていましたが、米国が一歩先んじたのは、汚い手を使ったからに他なりません。

 ラスト近く、米軍の高級将校が、「ルールなんてない。戦争に勝つには何だってやらなければならないんだ。道徳に反してもな。俺はこの国を改革するんだ」と怒鳴り散らすシーンが印象的でしたねぇ。

 


にほんブログ村


映画(オカルト・ホラー) ブログランキングへ