今日、アポなしで突然英語教師を名乗る黒人が来て、私が勤める機関で日本文化について学びたい、と言ってきました。
私が勤める機関では、大学院生の受入れや外国人研究員の受入れを積極的に行っているので、それらの制度について資料を渡して丁寧に説明しました。
ストリート系のファッションに身を包んだ大柄な黒人に少々びびりましたが、話をしてみると、日本文化に興味を持つ純朴なアメリカ青年であることがわかりました。
私の丁寧な対応に、何度も感謝の言葉を述べて、意気揚々と帰っていきました。
縁というのは不思議なものですねぇ。
私よりはるかに年下の米国人が、日本の、しかも片田舎の研究機関に突然来て、私よりうまいくらいの日本語を操り、感心させるのですからねぇ。
縁は異なもの味なもの、とは、男女の縁の不思議を指す言葉ですが、男女間のみならず、同性同士にしても、進学、就職にしても、縁というのは不思議なものです。
袖触れ合うも他生の縁、とか申します。
何事も前世からの縁から生じているのだと思うと、つくづく前世での身の不始末を思います。
来世の縁を良いものにするためにも、今生では縁ある方を疎かにしてはなるまい、と思い知った次第です。
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