老い

その他

 今朝はなんだか寒いですねぇ。
 このところ、股引が手放せません。
 真冬になったらさらに暖かい、起毛した股引をはくことになるんでしょうね。
 これでは、いざという時、ズボンを脱ぐことができませんねぇ。
 最も今の私には、いざという時など、120%あり得ないわけですが。

 先日NHK松山放送局から送られてきた「しこく8」のDVDを何度か見ましたが、私もずいぶん老けました。
 髪は黒々ふさふさですが、顔にたくさんの小さなシミができ、痩せたせいか皺っぽくなってしまいました。
 その上画面で見る私の動作やしゃべり方は緩慢で、私が思い描いていた私自身の姿とあまりに異なっていて、驚きました。
 主観と客観の違いというやつでしょうねぇ。

 しかしまぁ、逆に言えば老けるくらいまで生きられたということで、これを寿ぐべきでしょうね。
 若くして死んでしまえば、老けた姿をさらすことすらできないのですから。

 現に川端康成は、「老醜をさらしたくない」という理由で自殺してしまいました。
 自殺する時点で十分老醜をさらしていたように思いますが。

 昔から不老長寿の妙薬を求める権力者は数知れず。
 しかしそんなものが存在するはずもなく、どうしても若さを保ちたければ、若いうちに自殺するしかありますまい。
 そうすれば少なくとも人々の記憶には、若い頃の姿しか残りませんから。

 私はこれ以上ないほど長生きして、これ以上ないほど醜く老いさらばえてしまいたいですねぇ。
 そうすれば私は人間以上の存在になるでしょう。
 猫だって長生きすれば猫又に変貌すると言い伝えられます。
 それなら人間だって、仙人にでもなりましょう。
 私の人生の究極の目標は、仙人になって猫又を飼うことですかねぇ。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ