老師と少年

文学

 曹洞宗の僧侶である南直哉が書いた小説「老師と少年」を読みました。
 禅坊主が書いた、老いた僧侶と少年の対話をつづったものです。
 
 昨日「至高体験」を読んだせいか、今日は東洋思想に触れたくなりました。
 
 一時期、仏教唯識論にはまって、唯識の本ばかり読んでいたことがあります。
 
 三島由紀夫の「豊穣の海」に長々と唯識論に関する記述があり、それがはまったきっかけです。もう十年以上前です。
 
 それ以来、仏教関係の本はずいぶん読みましたが、最近は遠ざかっていました。

 この小説は、まさしく禅問答みたいなものなのですが、短いし、飽きずに読めました。

老師と少年
南 直哉
新潮社
老師と少年 (新潮文庫)
南 直哉
新潮社