聖バレンタイン

社会・政治

 今日はバレンタイン・デイなのですね。

 その昔は義理チョコというのがあって、どんなにいやな野郎でも職場の女性職員がチョコレートを贈ったものです。
 そういう風潮が廃れたのはこの10年ばかりですかねぇ。
 虚礼廃止という意味で、結構なことです。

 私が初めて女の子からチョコレートをもらったのは小学校2年生の時。
 二人から貰いましたが、幼い私はバレンタイン・デイというものの存在を知らず、きょとんとしました。

 一番たくさんもらったのは20代半ばの頃。

 その頃私は主に職場の同世代の女性と夜な夜な飲み歩いていたので、ほとんどは飲み友達からもらったものです。

 14個もらいました。


 もっとも私は甘い物が極端に苦手だったので、ほとんどはゴミ箱行きでした。

 多分全部義理だと思いますが、本命が混じっていたとしたら、怖ろしいことです。

 面倒くさかったのはホワイト・デイのお返しですね。
 女性はわりとよく品物を見ていますから。

 バレンタイン・デイはわが国では専ら女性が男性にチョコレートを贈り、恋心を告白する日とされていますが、これはかなり特異な風習のようですね。
 多くの国では男女関係なく、想う人にチョコレートに限らず心のこもったプレゼントを贈り、告白する、というのが一般的なようです。

 ここ数年は、私は同居人から一つ貰うだけです。
 もっとも、ほとんどは同居人が食してしまうのですが。
 
 近頃では友チョコと称して女性同士で贈り合うのが流行っているそうですね。
 女性は甘い物を好む人が多いので、よろしいかと思います。
 ただ、友チョコとなると、際限なく広がりそうな感じがしますね。
 あの子にあげてあっちの子にあげないわけにはいかない、みたいな。

 元々2月14日はローマ帝国における女神ユノの祭日だったそうで、この日に今で言う婚活パーティーみたいなものが大々的に行われ、恋人たちの日とされるようになったとか。

 また、当時ローマ兵士は戦場で思い残しが残るといけないということで結婚を禁止されていたところ、キリスト教司祭だった聖バレンタインが密かにローマ兵士と恋人との結婚式を執り行い、2月14日に処刑されたことから、バレンタイン・デイと呼ばれるようになったんだと聞いたことがあります。

 けっこう血塗られた歴史があるんですねぇ。
 その事実を知ると、あんまり浮かれていてはいけないような気がします。


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