脳の血流

精神障害

 昨日、テレビでうつ病・躁うつ病患者を脳の血流で診断する新しい測定方法が紹介されていました。
 今までは問診だけで診断していましたので、極端な話、ずる休みや、傷病手当金目当てに芝居をする輩もいるやに聞いていました。
 これが普及すれば、そういうこともなくなるでしょう。

 「たの付く言葉を言ってください」と医師が質問します。
 患者が「たんぼ・たばこ・たこ・・・」などと答えます。
 すると、健常者では、脳の血流が一気に上がり、ゆるやかに下がるそうです。
 うつ病患者では、ほとんど血流は上がりません。
 躁うつ病患者の場合はゆるやかに、しかし高く上がり、またゆるやかに下がるそうです。
 面白いことに、躁エピソードがなく、これまでうつ病と診断されていた患者のなかにも、かなり躁うつ病と診断が変わるケースがあるそうです。うつ病の薬を二十年も飲み続けて一向に回復しなかったのに、躁うつ病の薬を飲み始めたら劇的に回復する例もあるとか。

 まだ保険がきかないそうですが、保険適用になったら、是非受けてみたいと思います。