元モーニング娘。の加護亜衣が自殺未遂を起こしたそうですね。
原因ははっきりしませんが、ずいぶん年上の男との恋愛沙汰が原因とか。
まだ23歳。
一般社会では、大学を出たての新人とほぼ同年齢です。
ネット上で見た写真では、30過ぎの年増のようでした。
子どもっぽいのを売りにしていたのに、ずいぶんな老けようです。
どんな苦労をしちゃったんでしょうねぇ。
私は職場の後輩を27で、精神障害者の自助グループの先輩を39で、いずれも自殺で亡くしています。
自殺ということ、知り合いにはずいぶん衝撃です。
まして家族だったら?
職場の後輩は、私の後任者でした。
年度末の決算の殺人的な忙しさの、ちょうど真っ最中。
私は異動で別の支社にいたため、彼がどんな状況であったかはよくは知りません。
しかし前任者なればこそ、何が苦痛で、何が彼を追い詰めたか、手に取るようにわかります。
私もその部署で初めての年度末は、自殺を考えたことがあります。
しかし年度末を乗り切れば、後は何とかなる事も学びました。
彼には休職して欲しかった。
生活の糧を得るための手段でしかない仕事の悩みで死ぬくらいなら、逃げ出して欲しかったと、心から思います。
まして私自身が最初はうつ病で、次には躁鬱病で長期の病気休暇を取っていますから、大きな組織であればこそ、逃げ出したところで組織に大きな痛手は与えないことをよく知っています。
それと同時に、会社を休むくらいなら、退職するか自殺でもするしかない、と思い込んでしまう追い詰められた気持ちも、痛いほどわかります。
私自身、そのためにずいぶん症状を悪化させました。
わが国では毎年3万人以上の自殺者が出ています。
そこにはやむにやまれぬ3万もの物語が、誰に知られることもなく、紡がれ、終わりを迎えています。
人の致死率は100%。
放っておいても、必ず人は死にます。
そのことを思えば、自殺にしろ殺人にしろ死刑にしろ、死を早めることに意味がないことは、自明の理です。
自殺率の極めて高いうつ状態から生還できた私は、極めて幸運だったと言えましょう。
家族や友人、医師、行政などが、私を死の淵から救ってくれました。
そうであればこそ、私は天寿を全うしたいと考えています。
亡くなった命は戻りません。
二人の友人の冥福を祈ります。
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