震災の影響で、祝い事の自粛ムードが広がっています。
浅草の夏の風物詩、三社祭は中止が決定、花見の名所、上野公園にはいたる所に宴会自粛を求める看板がかかげられ、仮設トイレも設置しないとか。
早稲田大学をはじめ多くの大学が入学式をとりやめたり延期したり。
結婚式のキャンセルも相次いでいるとか。
これは停電などと関係のない西日本でも広がっているようです。
テレビCMはACばかり。
ちょっと異様な感じがします。
この雰囲気、昭和天皇が危篤に陥ったときと似ていますね。
被災地のみなさんが苦労しているのに自分たちだけお祝いできない、というみんな一緒の意識からだろうと思いますが、度が過ぎると逆効果になります。
つまり、被災地のみなさんが、自分たちのせいで他の地域に迷惑をかけている、という意識に陥る可能性があるということです。
被災していない地域で、花見や宴会、入学式など、自粛したところで意味はありません。
自粛する側の自己満足に過ぎません。
感情的な理由で物事を決めるのは賢明とはいえません。
復興支援に尽力すべきなのは当然ですが、だからといって日常の生活を萎縮させることはありません。
だから私は今年も花見をしようと思っています。