至福千年

文学

  昨日は雨に閉じ込められて、学生時代以来何度も読み返している石川淳の小説を読みました。
  昨日選んだのは、「至福千年」です。
  幕末、地上の楽園を建設しようとする隠れキリシタンの暗闘を描いた
伝奇小説です。べらんめえ調の文体で、哲学的な内容が展開されます。
  私は、石川淳を深く尊敬しています。

至福千年 (岩波文庫 緑 94-2)
石川 淳
岩波書店

 

歯車・至福千年 (講談社文芸文庫)
川西 政明
講談社