よく水難事故が起こると、船長は客、乗組員の安全を確保した後、船と運命をともにする、とか言う話を耳にします。
もちろん、乗客、乗組員が救命ボートなどで逃げ、安全が確保された後に船長自身が逃げるということもあってよいでしょう。
無駄に死ぬことはありません。
ところが先日沈んだイタリアの豪華客船では、まだ船に乗客や乗組員が大勢残っているにも関わらず、船長はいち早くボートで逃げ、近くの島に上陸したそうです。
イタリアの法律では、緊急時に船を放棄した船長には、最高で禁固12年の懲役刑が科されることから、沿岸警備隊は船長に船に戻るよう勧めましたが、船長はついに島から動くことはなかったようです。
やれませんねぇ。
船の最高責任者が、部下や乗客の安全よりも、おのれ一人の命が大事とばかり逃げてしまうなんてねぇ。
その程度の覚悟で船長をやられてはたまりませんねぇ。
死人が二人も出ているのですよ。
職場でも責任を放棄して逃げ回る醜い管理職が多すぎるように思います。
人の上に立つ以上、やせ我慢をして、最も困難な案件にあたってほしいものです。
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