青山のホテルで開催された会議が終わり、帰ってきて焼酎のロックをやっています。
会議は三時間ほど。
京葉道路から首都高速に乗り、片道1時間半、往復で3時間。
早めに出たので、会議の3時間と合わせて、拘束時間は6時間半くらいでしょうか。
職場に行くよりよほど楽です。
誤算だったのが、駐車場代金。
ホテル利用者は無料だとばかり思っていたのですが、宿泊客だけが無料で、宴会利用は3時間まで無料、会議室利用は1時間600円も取りやがります。
ホテルにしてみれば、会議利用では飲食もしないし、室料しか取れないため、招かれざる客なのでしょうねぇ。
青山という土地柄仕方ないのでしょうが、銀座でも1時間400円で利用できる駐車場があるのに、1時間600円とは小癪な値段設定です。
もう15年も前になりましょうか、このホテルで私より2つ上の先輩が結婚披露宴を催し、頼まれて受付をしたことを思い出します。
当時はまだ独身でしたから、新婦の友人席ばかりまわって物色し、雛壇の新婦が、旦那となった先輩に、あのけしからぬ若造は何者だと、たいそうご機嫌が悪かったと聞きました。
まぁ、若気の至りとしか言いようがありません。
もっともその時、すでに今の同居人と深い付き合いをしていたのですが。
ただその時は、まさか籍を入れることになるとは夢にも思わなかったのですよねぇ。
それがわずか28歳で特定の女性と家族になろうとは、人生というもの、わかりません。
私は我儘で自分勝手な性格ゆえ、誰かと同居するなど不可能で、生涯独身を貫こうと思っていたのに。
幸い、同居人はいわゆる世話好きではなく、私を放っておいてくれるので、なんとか続いているものと思います。
嫉妬深くもなく、躁状態の時に派手に遊んだことを告白しても、病気だから仕方がないと許してくれました。
それは感謝しています。
うつ状態の時はともかく、躁状態の時の私の行動を考えれば、離婚を求められても当然ですから。
そんな感じで、妻と言う気がせず、このブログでも同居人としか表記せず、その表記は私の正直な気持ちを表しています。
私が22歳、同居人が23歳で出会ってから、早くも丸21年が過ぎました。
第一印象は、お互い良くないものでした。
私は同居人を冴えないねえちゃんだと思い、同居人は私を、人生を舐めきったふざけた野郎だと思ったそうです。
それがもう、15年も一緒に暮らしているのだから、男と女というもの、今もって不可思議です。
進学も就職も、摩訶不思議な縁により、思いもかけない方向に進むのはよくあることですが、男女間のことは、それに輪をかけて摩訶不思議な縁というものがあるようです。
同居人は決して、私のブログを読もうとしません。
私の真実を知るのが怖ろしいようです。
だからこそ、私は好き勝手に記事をものすことができます。
これもまた、感謝すべきことです。
長く関係性を良好に保つには、良い意味での無関心が必要であろうと思います。
そういう意味では、私は奇跡的な良縁に恵まれたのかもしれません。