後輩が亡くなりました。
40代前半の女性職員で、4月から病気休暇を取っていました。
詳しい病名は知りません。
毎日5キロ以上走る、運動好きの人で、引き締まった体で、健康そのものに見えましたが、人生は分からないものです。
子供もまだ小さかったように聞いています。
やれません。
先輩も含め、知り合いで現職死亡した人はもう8人目です。
就職して27年目で8人というのが多いのか少ないのか分かりませんが、私の実感としては、多すぎるような気がします。
ストレスの多い職場なんでしょうかねぇ。
一般に、公務員は楽だと言われますが、それは、もう25年くらい前までの話。
行政改革で極端に人が減らされ、当然一人の負担が増え、余裕がなくなっています。
その上、人のことは言えませんが、精神疾患で長期療養に入る人も少なくありません。
さらには多くの不祥事により、コンプライアンスを厳密に求める風潮が強まり、規則でがんじがらめ。
また、人口比で、先進国中、わが国の国家公務員の数は突出して少ないという現状があります。
さらには、モンスターのようなクレーマーは引きも切らず。
何しろ役人嫌いで、役人にはいくら悪態をついても許されると思い込んでいるお子様みたいな輩がたくさんいますからねぇ。
職業が異なっていようとも、他人は限りなく尊重すべきものなのに。
私自身、もう10年ちかく前ですが、うつ病で長期病気休暇に追い込まれ、病気は双極性障害(昔で言う躁うつ病)に進行。
今も月一回の診察と毎日の服薬が欠かせません。
脳梗塞や心筋梗塞で倒れながら、復帰した人は数知れず。
平均寿命が延びているのは確かなのでしょうが、若くして亡くなる人や大病する人も決して少なくはありません。
食っていくためには何らかの方法で金を稼がねばならず、金を稼ぐとなれば楽な職など存在し得ないのだと思います。
いわゆるホワイト企業で、残業がほとんどなく、福利厚生がしっかりしていても、毎日8時間、拘束されていれば、嫌になるのも当然です。
亡くなった部下、優秀で感じの良い人でした。
憎まれっ子世にはばかる、と言いますが、良い人ほど早死にするような気がしてなりません。
それなら私は、職場中から嫌われていますから、きっと長生きなのでしょうね。
後輩の冥福を祈ります。