葉巻の香り

その他

 先日、私の職場に勤めるオランダ人が、茶色い煙草?らしきものを吸っていたので、
「それは煙草ですか?」
 と尋ねたところ、
「細い葉巻で、香りが煙草より良いのです」
 と言われました。

 葉巻というとアル・カポネや吉田茂がふかしている太くて濃厚なやつ、というイメージがあったので、タバコサイズの葉巻があると知り、驚きました。

 早速世界のミニシガーセットというのと、本来のイメージの太い葉巻のセットをインターネットで購入しました。

 吸ってみると、たしかに香りは抜群に良いですね。
 ただ太いやつは一回では吸い切れず、途中ではさみを入れて切り落とし、次吸う時また火を付ける、という感じになります。
 フィルターがついておらず、専用のカッターで吸い口を切って直接吸うので、缶入りピースみたいに、吸うと葉っぱが口に混じり、やや不快です。

 ミニシガーというタバコサイズの葉巻は、フィルターがついており、銘柄によってチョコレート味がしたりバニラ味がしたりと、パイプを吸う感覚と似ています。
 もちろん、プレーンもあり、結局プレーンが飽きない感じがします。
 次に買うときは色々なミニシガーのセットではなく、プレーンだけで良いかなと思います。
 値段は太い葉巻は高いですが、ミニシガーはむしろ煙草より安いくらいでお手軽です。

 私は煙管は吸ったことがありませんが、相当強いらしいですね。
 ポンポン音を立てて煙管から灰を落とす所作が粋だとかで、その所作を頻繁にやるために葉っぱが僅かしか入れられないようにできていると聞いたことがあります。
 所作の美しさのために機能を犠牲にしているのですねぇ。

 欧米人から見ると懐石は永遠の前菜に見えるらしいですが、煙管の姿かたちや吸う作法も懐石と同じような思想に基づいているようです。 
 
 今昼休み、しばし葉巻など嗜んで、仕事の疲れを取るといたしましょう。

葉巻の世界―贅沢な時間の過ごし方
広見 護
日東書院本社
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