10数年ほど前、疲れ目で眼科を受診したところ、緑内障の初期症状がみられるとのことで、その後半年に一度視野検査を受けています。
ずうっと初期症状のままで、治療を要しなかったのですが、昨日の検査で、左目の一部の視野が欠け、眼圧が高くなっていることが判明しました。
で、眼圧を下げる目薬を処方されました。
寝る前一滴たらすだけなのですが、面倒なのは、その5分後に洗顔しなけれなならないこと。
なんでもそうしないと目の周りが黒ずんでくるのだそうです。
5分待つのは、そのくらいたたないと洗顔時に薬も流れてしまうからだそうです。
読書にしろ美術鑑賞にしろ映画や芝居の鑑賞にしろ散歩での景色眺めにしろ、私が喜びとする行いは、ことごとく目の力に負っています。
光を失う事態だけは避けたいところです。
幸いにして早い時期に治療を始められたので、心配はしていません。
個人差はあるでしょうが、人間、中年ともなるとどこかにガタが来るものです。
力士だって野球選手だって、40歳を超えて現役という人はまれですね。
老いることを怖れたところで、それは必ずやってきます。
逆に言えば、体にガタがきて老いを感じられるほど生きられたと、感謝すべきでしょう。
不思議ですが、だんだんに衰えを感じ始めた自分の肉体が、愛おしくすら感じます。