文部科学省の現職局長が収賄で逮捕された、とのニュースが飛び込んできました。
私は文部科学省所管の機関で働いていますので、いやぁな気分です。
部下には綱紀粛正とかなんとか言って、自分には甘いのですね。
昔の官僚を彷彿とさせます。
しかも、収賄というのが、息子の東京医科大への裏口入学だったというから笑えません。
教育を担当する文部科学省の大幹部が裏口入学なんて。
わが子可愛さということなんでしょうか。
親馬鹿というか何というか。
裏から入って表から出れば良いとでも思っていたのでしょうか。
でもそんな医者に診てもらいたくないですねぇ。
今は捜査段階ですから、断定はいけませんが、この人、上司には従順で部下には高圧的だったそうです。
しかも、旧文部省出身者と旧科学技術庁出身者では、どちらかと言うと前者が要職に就く傾向があると言われるなか、旧科学技術庁出身ながら、事務次官間違いなし、と言われ、出世レースのトップを走っていたそうです。
出世志向で嫌なやつだったんだろうなと思います。
有罪になれば懲戒処分になりますので、高額の退職金はパーになり、天下り(最近は再就職とか言っていますが)もダメ。
身から出た錆とは言うものの、同じ業界に身を置く下っ端としては、憤慨せざるを得ません。
公務員人生の最後でつまずくとは、愚かな話です。