一昨日、訃報が届きました。
かつて同じ機関で机を並べてともに仕事に精を出した後輩が亡くなったとのことです。
後輩と言っても年は私よりも3歳年上の56歳。
彼女は大学院に進んだため、就職が遅れたのです。
死因はがんでした。
175センチはあろうかという大柄な女性で、大らかな人でした。
私と同じ江戸川区出身で、地元ネタで盛り上がったりしたこともあります。
旦那様とお子様、さぞかしお嘆きのことでしょう。
もう30年以上前のことになりますが、美空ひばりが亡くなった時、たしか50代前半だっと覚えています。
石原裕次郎もその年代で亡くなっています。
学生だった私は、50まで生きれば十分なんじゃないの?と思っていましたが、自分が53歳になってみると、早死にだったんだなと強く感じます。
せっかく56歳まで働いて、定年が見えてきた頃に現職死亡とは誠にお気の毒です。
31年も働いていると、どうしても現職死亡する先輩や後輩を見ることが多くなります。
新人の時、59歳の上司ががんで亡くなっています。
それから自殺も含め、ほとんど毎年、現職死亡する人を見てきました。
働くということは、よほどストレスが溜まるものと見えます。
そのたびに、暗澹たる気持ちになります。
定命は天の知るところ。
人の知るところではありません。
とはいえ、残念です。