診察

精神障害

 昨日の夜、診察がありました。
 停滞気味で、よくも悪くもなっていないようです。
 薬は変わりませんでした。

 それにしても、精神科医というのはたいへんですね。毎日毎日愚痴やら、妄想やら、挙句の果てには暴言を食らったり。

 私にはとても無理です。

 そういえば古い映画ですが、ジャックニコルソン主演の「カッコーの巣の上で」というのがありました。精神病院の入院病棟が舞台で、ジャックニコルソンが精神病院の改善を訴え、煙たがられてロボトミー手術を受けて廃人になり、精神病院は平穏を取り戻しますが、主人公を哀れに思ったネイティブアメリカンの患者が主人公を殺し、精神病院を脱走する、というストーリーでした。
 アカデミー賞主要5部門を総ナメにした、名画です。

 私は今、入院こそ経験ありませんが、薬を手放せない精神病者となって、思います。この人間社会において精神を病むほどまともな者こそ差別されるのだ、ということを。
 精神病と差別は古くて新しい問題です。建前で精神病者を対等に扱っても、本音は違う、ということを何度も経験してきました。
 誰でもが狂気を内に秘めているのだ、という自覚を持たなければ、差別はなくならないでしょう。

 
ジャック・ニコルソン,ルイーズ・フレッチャー,ディーン・R・ブルックス
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