昨夕、二週間に一度の診察に行ってきました。
順調に出勤できているので、薬は変化なしです。
昨夕はむしろ、主治医のほうから色々聞かれました。
もう1年9ヶ月も前に卒業した障害者職業センターのリワーク・プログラムのことです。
厚生労働省所管の独立行政法人が行っているもので、全都道府県で行われています。
こういう、儲からないけど長い目で見て社会の役に立つ事業には税金を投入するしかなく、それで救われた人、また人材を活かすという観点から利益を得た会社は数多いことでしょう。
事業仕分けの対象になっていましがね。
どうやら今、リワーク・プログラムへの参加を勧めようかどうしようか迷っている患者を抱えているものと見えます。
私はお勧めする理由として、第一に、同じような境遇の世代も性別も違う異業種の人々と知り合うことで孤独感の解消につながり、しかもその中の何人かとはリワーク卒業後もつながりがあり、人間関係を学ぶ上で非常に効果があることを挙げました。
第二に、毎朝決まった時間に障害者職業センターに通うことで、生活のリズムを整えられることを挙げました。
第三に、各種プログラムは、事務課題のようにコツコツ一人で作業するものから、講義スタイルでストレスや病気について学ぶもの、丸く座って色々な悩みを話し合うもの、状況設定をしてアドリブで寸劇を行うものなど、かなり負荷がかかるようになっており、それを乗り切れば大いに自信になることを挙げました。
そして最後に、そうはいっても二日か三日で来られなくなる人も少なくないことから、推薦にあたっては大分回復して、背中を押せば職場復帰できるくらいの人に限定すべきだ、と回答しました。
リワークに通えなかったことが挫折感につながっては元も子もないですからねぇ。
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