今朝はわが家から車で15分ほどのシネコンに出掛けました。
「貞子3D 2」を観てきました。
正直、出来は悪かったですねぇ。
そもそも怖くないし。
「リング」は原作も映画も素晴らしい出来でした。
私が知る限り、古今東西の恐怖譚のなかで、世界最高なのではないかと思います。
それだけに大ヒットを飛ばしました。
2匹目、3匹目のドジョウを狙って続編がいくつも作られましたが、どれも最初の作品には遠く及ばないものでした。
そんな中、前作の「貞子3D」はなかなかの出来でした。
貞子が生身の体が欲しいと願い、それには自分同様の特殊能力を持つ若い女性でなければならず、それを探しては「お前じゃない」と言って殺害してまわり、ついに石原さとみ演じる主人公を見つけ、「お前だ」と憑りつくお話でした。
3Dであることを存分に利用し、貞子が画面を飛び出してきて私に迫り、私の顔に貞子の手が触れそうになった時、あまりのことに私は3D眼鏡を外してしまいました。
今日観たのはその続編で、石原さとみが生んだ5歳の女の子、なぎが貞子の生まれ変わりかと思わせ、自分の能力に怖れをなすなぎが、「オーメン2 ダミアン」を彷彿とさせ、滑り出しは悪くないものでした。
それが途中から、恐怖譚というより人情話の趣を呈してきて、一気に白けました。
思わず眠気に襲われたほどです。
眠気を誘うホラー映画とは何事ですか。
改めて「リング」の完成度の高さを思い知ったしだいです。

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