与党が勝利し、とりあえずアベノミクスは信任されたようです。
まだ下々まではアベノミクスの効果は感じられず、一部にはかえって格差が広がった、という批判もあります。
私はもちろんお金持ちではありません。
二つに分ければ貧乏なほうだと思います。
しかし、食うに困るとか、電気が止められるとか、そこまでの経験はありません。
まぁ食うに困らず、冷暖房にも困らず、暖かい布団で眠ることができれば、人間なんとかなるものです。
その上ほとんど毎晩晩酌を楽しんでいるのですから、これはもはや裕福と言ってもいいのかもしれません。
こんなことを聞いたら親は泣くでしょうねぇ。
あまりの志=欲望の低さに。
学生時代は苦学している友人もいました。
電車賃がもったいないと、3時間も歩いて通学するやつとか、夏や冬は冷暖房をけちり、24時間営業のスーパーなどで暖や涼をとるやつとか。
泣けたのは、米がもったいないとか言ってお粥というより重湯にし、それを食い続けて激やせしたやつですねぇ。
しかし若いうちの苦労は笑い話にもなりましょう。
辛いのは年老いてからの貧乏だろうと思います。
私は今、安定した職に就きながら、年金をきちんともらえるのか、老後のことを思うと怖ろしくてたまりません。
それはまさしく不安と言うより恐怖と言ってよいでしょう。
定年退職してまで働く気はさらさら無いので、60歳で定年してから年金が支給される65歳までは食いつなげるくらいの貯金をしたいと考えています。
しかしそれは、65歳から確実に年金がもらえることを前提としているため、そのような恐怖が生まれるものと思います。
少子高齢化が今まで以上の速度で進めば、下手をすると70歳とかまで年金をもらえないかもしれません。
老骨に鞭打って働くのは嫌ですねぇ。
40代半ばの今ですら、体力の衰えの速さに驚いているくらいですから。
年老いてからの貧乏自慢は笑い話にはなりません。
これから日本社会はどうなってしまうんでしょうねぇ。