あるタレントが、昨今の婚活ブームについて、冬はイベントが集中している、この時期に活動を始めるのは費用対効果の面から有利である、との発言をしていました。
昔から、経済状況(特に男性の)は結婚に際して重要な条件でした。どんなに良い人でも、どんなに惚れ合っていても、収入がなければ食っていけません。金目の話の他に、昔なら家柄とか、現代なら学歴とかが加味されます。
それにしても、結婚相手を探すための費用までけちろうとは、心の中で思うならともかく、それを公共の電波に乗せようとは、あきれます。
物事には本音と建前がありましょう。それ言っちゃおしまいよ、という感じです。
先日新聞に、上海でも親同士の婚活が盛んだという記事がありました。そのなかである独身女性が、「今は市場経済よ。市場の中から一番良い男を選ばなくちゃ」と怪気炎をあげていました。
男女の仲というものは、最も繊細な機微に富んだものであったはずです。
それだからこそ、文学でも映画でも音楽でも、男女の話が多いのです。
なんだか競走馬の品定めを男女互いにし合うような考えは気味が悪いですね。
費用対効果?
