世間で身長が低い男性はあまり評判がよろしくありません。
その昔は高収入・高学歴・高身長の男がもてるとされていました。
今朝車でラジオを聞いていたら、米国では平均身長よりも3センチ身長が高い男の平均年収は2.5%高いとか、学歴、キャリア、能力がほぼ同じと思われる165センチの男と180センチの男に企業の人事担当者に面接してもらったところ、10社中9社が180センチの男を選択したそうです。
私は身長165センチ、体重52キロの貧相な体格ですが、それにコンプレックスを抱いたことなどありません。
むしろ根拠の無い自信にあふれ、傲慢に見られることもしばしばです。
おそらく身長が低い男がもてなかったり低い評価を受けるのは、必要以上に自分の背が低いことに劣等感を持ち、卑屈になってしまっていることが原因ではなかろうかと推察します。
単に見た目のせいだけではないと思います。
天才には小柄な男が多いという説をきいたことがあります。
モーツァルト、ナポレオン、ヒトラーなどは165センチ前後、野口英世にいたっては153センチしかなかったとか。
現代でもビートたけしなんかは小柄ですが、マルチな才能を見せ付けています。
米国の大物政治家、キッシンジャーも小柄だったとか。
ただ、事実として、米国大統領選挙は、過去、80%の確率で背が高い候補が勝っているそうです。
背が高いか低いかというのは、努力ではどうにもなりません。
そこが体重と大きく異なる点ですね。
お相撲さんはたくさんたべて太ろうとし、実際にほとんどの力士は入門から数年で何十キロも重くなります。
一方、肥満で健康を害しても、食事を減らしたり運動をすることによって痩せて健康を取り戻すことができます。
また、ひょろひょろの痩せ男でも、筋力トレーニングをして、筋肉がつくような食事を心掛ければ、マッチョマンに変身することが可能です。
しかし身長は、むしろ年をとると縮む傾向にあるようです。
身長が低いというのは、就職でも出世でも恋愛でも不利かもしれませんが、それは決定的な要素ではありません。
常に堂々としていれば、身長の高い低いなど、全く不利ではありません。
少なくとも私は人生のあらゆる局面において、もっと身長がほしかったと思ったことはありません。
低身長に劣等感を抱いている人がもしこの記事を読んだなら、持って生まれた肉体と精神と霊性に自信を持っていれば、身長なんて気にする事は無いと、声を大にして言いたいと思います。