月曜日から金曜日まで、長い長い5日間がやっと終わりました。
明日から3連休。
少しだけ、ほっとします。
就職して27年目になりますが、5日間連続して勤務するということに慣れません。
毎朝、今日はずる休みしよう、と思いますし、毎晩、明日はずる休みしたい、と思います。
そんな気持ちをぐっと堪えて働いてきました。
働かざる者食うべからず、と申します。
食うべからず、というよりは、食えなくなる、と言ったほうが正しいような気がします。
食うためとはいえ、よくもつまらぬことを続けてきたものだと、我ながら感心します。
しかし、客観的にみれば、私はマシなほうなのでしょうねぇ。
共働きで安定収入があり、金のかかる子供もいない。
マンションのローンも終わったし、貯金もそこそこある。
現代の日本社会では、マシなほうだというのは分かっています。
しかし主観的には、最下層で貧困に喘いでいるような気分でいます。
それというのも、仕事がつまらなくて給料が安いからでしょうねぇ。
仕事にやりがいがあれば、薄給でも耐えられるのかもしれません。
また高給をもらえれば、仕事がつまらなくても良しとせざるを得ません。
つまらなくて薄給なんて、やってられない、というのが本音ですが、私も来年の8月で50歳。
ここまで来た以上、今の仕事にしがみつくしかありません。
今より条件の良い仕事なんて見つかるわけがありませんから。
安定だけを求めた人生だったと言わざるを得ません。
しかし、それも自ら選んだこと。
後悔しても仕方ないし、それはおのれを貶めることで、限りなく高い誇りを持ち続けてきた私のよくするところではありません。
かつて小説家志望だった私ですが、もう小説を書こうという気力も体力も残ってはいません。
それでも、精神障害をほぼ克服した今、何か、生きるよすがになるような趣味が欲しいと思います。
私の趣味と言えば、読書、ホラー等の映画鑑賞、美術鑑賞、街歩き、旨い肴で酒を飲む、などで、どれも楽しいものですが、もう少し能動的なことがしたいですねぇ。
それを見つけられるかが、これからの後半生を豊かにできるかどうかを分けるような気がします。
いつまで経っても迷いは尽きません。