STAP細胞論文の共著者だった笹井副センター長が首つり自殺するという衝撃のニュースが飛び込んできました。
36歳の若さで京都大学の教授になった秀才で、その世界では大変な権威だったようです。
きっと人から褒められることはあっても、けなされることはなかったんじゃないかと思います。
それがこのたびの騒ぎでぼこぼこにされ、極度のうつ状態に陥り、自殺にいたったものと推測します。
自殺の怖れが強い場合、医師の判断で患者の意に反してでも、強制的に入院させることができます。
ただ、自殺すればそれは分かりますが、なかなか希死念慮を医師の前で口にしない患者の場合、医師も強制入院という措置はためらうことが多いものと思われます。
これが路上で暴れて他人に危害を加えたとなれば、迷うことはないんでしょうけれど。
また、自殺未遂で生き残った場合なども。
小保方氏への遺書で、「STAPを再現させてください」と書いてあったとか。
なんともやるせない話ですねぇ。
ことここに至って、まだSTAPへの夢を捨て切れていなかったのですね。
3月に副センター長を辞任したいと申し出たそうですが、慰留されて留任。
いっそ理研そのものを退職してしまうのが良かったんじゃないかと思います。
経歴から言って、看板教授が欲しい私学などが、高給で雇ってくれるでしょう。
研究室の人によると、抗うつ薬や抗不安薬の副作用でろれつが回らない状態だったそうです。
そんな状態になったなら、何をおいても逃げるが得策です。
そんなことを今言っても、切ないばかりですが。
そしてこの悲しいニュースの後、朝日新聞が慰安婦報道は誤報だったとする記事を掲載しました。
まるで慰安婦誤報が大きく取り上げられるのを避けるため、インパクトの強いニュースが登場するのを待っていたかの如くです。
朝日新聞までもが慰安婦を軍が組織的に強制連行したことは証明できない、と言い始めたのですから、もはや韓国の一人相撲の感がありますね。
遅きに失したとはいえ、誤報を認めたことは、褒めてやって良いでしょう。
ジャーナリストの最後の良心でしょうか。