千葉県柏市で1人を刺殺し、他にも数名の者を襲った若い男が逮捕されましたね。
通り魔事件と呼んでいますが、普通に考える通り魔とはちょっと違うような気がします。
金目当てと言ってみたり、逮捕前、目撃者を装ってテレビの取材に応じたり、なんか奇妙です。
私は今も、快楽殺人もしくは社会に不満を持つ者がよく起こす大量殺人の線を疑っています。
私はしょっちゅう残忍なホラー映画を好んで観ていますが、じつは現実の血や暴力は苦手です。
観念の世界の嘘の暴力や残酷な物語を好む者です。
物語にはなにがしかの真実が含まれていると感じるからです。
しかし現実の凶悪犯罪では、それを読み解くことは、新聞やテレビでの報道に接しただけでは困難で、ただ、残虐さばかりが目に付いてしまいます。
嘘にだけ真実が認められるとは、なんとも皮肉な現象ですねぇ。