週刊朝日

社会・政治

 週刊朝日が橋下大阪市長の出自や親族関係を面白おかしく書きたて、それに橋下市長が抗議したら、週刊朝日側は全面的に謝罪し、連載の中止を決めました。

 すぐに謝罪するような記事、なんで載せちゃったんでしょうねぇ。



 私はその記事を読んでいませんが、新聞報道によると、橋下市長の父親は同和地区出身の暴力団関係者で自殺しただとか、親類に殺人犯がいるだとか、橋下市長の公人としての立場とは何の関係もないことばかり書き連ねてあったそうです。

 要するにお育ちが悪いと書きたかったんでしょうが、親や親族のことを書きたてるということは、親の因果が子にたたり、みたいな話で、別人格である親や親族が悪だと子も悪だということで、現代社会はこのような不合理な考え方を少なくても建前上は克服しているはずです。

 私はこのブログで何度も記事にしたとおり、橋下市長及び維新の会の政策などにはついていけず、どこか胡散臭いと思っています。
 しかし、親や親族の負の面を書き連ねて橋下市長個人を攻撃しようとする週刊朝日には、よりいっそうの胡散臭さを覚えます。

 極論すれば、橋下市長自身に犯罪歴があったとしても、懲役を負えて公民権が復活し、選挙で当選したなら何の問題もないはずです。
 もっともその場合、当選はかなり困難にはなるでしょうが。

 朝日新聞社は、週間朝日は子会社ではあるが編集権は別で、この件に対しコメントしない、としています。
 しかし世間から見れば、あの大朝日新聞社がチョンボをやらかして慌てて謝罪したように見えるでしょう。
 私はそう捉えています。

 朝日新聞という会社、戦前戦中はいけいけどんどんという論陣を張って戦争をリードし、戦後は一転して反核平和教を盲信するに到りました。
 雰囲気に流されやすい体質を持っているとしか思えません。

 日の出の勢いだった維新の会に陰りが見え始めた矢先にこのような連載記事を企画したというのも、雰囲気に敏感な体質を物語っていると言えるでしょう。

 インテリ面をぶらさげた商売っ気たっぷりのヤクザ集団、というのが私の朝日新聞社に対する印象です。

 私はよく朝日新聞と産経新聞を読み比べます。
 真逆の意見が書いてあって面白いですよぉ。

 ただ時代の変遷とともに朝日新聞がかなり保守寄りになってきて、がっかりしています。

 きっとそれは、時代の雰囲気が保革対立から、自民党と民主党のように、似たような政策を掲げる政党同士の争いに変わって来たからなんでしょうね。

 赤旗みたいに時代の雰囲気に関係なく信念をつらぬく新聞になれば、朝日新聞は部数は落ちるかもしれませんが、世間の尊敬を得られるのではないでしょうか。

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