DVDで「遭難者」を観ました。
通常森、でキャンプというと、テント、ガスコンロ、水やビールや各種食材を車で運んで楽しむものと相場が決まっています。
このような軟弱なキャンプでさえ、私には不潔さや虫の多さ、風呂に入らず寝ることなど、到底耐えがたく、やったことがありません。
登山も海水浴も大嫌い。
人間危険は本能的に避けるはずで、水の事故や山の事故は絶えないのですから、そもそもそんな所に行かなければ、リスクを回避できるのです。
私にとってアウトドアといったら、ちぃ散歩のような街歩きです。
「遭難者」という映画、過酷そのもののキャンプを望んで行うマゾヒストのような男たちが登場します。
陸の孤島のような深い森に、男三人が入っていきます。
持ち物は、ナイフとペットボトルの水一人500mlだけ。
マッチもライターもなしです。
木の枝をこすり合わせて火を起こし、虫やトカゲを常食とし、運が良ければ野兎やイノシシを狩ってご馳走とします。
テントなんかはなくて、雨が降れば濡れるだけ。
縄すら、草を編んで作ります。
原始人か、ロビンソン・クルーソーのようなサバイバル生活。
違うのは、自ら望んで危険に身をさらしていること。
そのうち一人が、イノシシを捕えるためのワナを仕掛けている最中に、杭が腹に刺さってしまいます。
残りの二人は彼を助けようとしますが、数日後に死亡。
生き残った二人は彼の死をめぐり、互いに反目しあい、ついには殺意を抱くに及びます。
そして一か月、捜索隊が見たものは、驚くべき姿でした。
好きで危険に飛び込んで行った人のサバイバルはもう一つ感情移入できませんね。
冬山に命がけで登山に出かける人の気が知れません。
遭難したら多くの人に迷惑をかけるし、何より本人が辛いでしょう。
私にとっては、高尾山くらいでも最大の難関でしょうねぇ。
それ以上の山には決して近寄らないので無いのと一緒です。
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