4連休の2日目。
昨日は微熱があり、一日、ごろごろして過ごしました。
今日はお中元を贈るためと、義父の新盆の準備のため、そごう千葉店を訪れました。
コロナ騒ぎの最中ですが、結構客がいました。
お中元は千葉名産、落花生と決めています。
用を済ませると、私が気に入っている椿屋茶房でビーフカレーのセットを食しました。
上質の牛肉がゴロゴロ入って、辛すぎず、なかなかいけるのです。
カレーのほかにポタージュとサラダ、それに食後の珈琲がついて、1300円ほど。
格安と言って良いでしょう。
新盆の品を車に収め、千葉市の中心部を散歩しました。
⒋連休のせいか、昼呑みをしている人が多く、昼から営業している飲み屋はあまたあります。
ある居酒屋の横にある駐車場には、リュックサックを枕に、気持ちよさそうに眠っている初老のおっさんがいました。
身なりから、ホームレスではないことは間違いありません。
よっぽど起こそうかと思いましたが、相手は酔っ払い。
変にからまれても困りますので、君子危うきに近寄らず、ということで、素通りしました。
初老の男、氏素性は分かりませんが、何が彼に深酒をさせたのでしょうね。
アル中なのか、酒に弱いのか知りませんが、路上で眠ってしまうほどの呑み方をする、その精神性に興味を持ちました。
私はかつて、三つ年上の先輩を、酒の飲みすぎによる肝臓がんで失いました。
享年48歳。
今の私よりも2つ年下での死。
なにしろ破滅的な呑み方をする人でした。
ほぼ毎日二日酔いで、職場にウィスキーの小瓶を持ってきて、トイレで迎え酒をし、二日酔いが治った、なんて言う人でしたから、酒で命を縮めるであろうことは、誰もが予測していて、結果、そのとおりになりました。
先輩はヘビースモーカーでもあり、ピースの一番強いやつを毎日3箱吸っていました。
たいへんな寂しがり屋で、結婚はしていましたが、毎日飲み歩き、給料のほとんどを酒に注ぎ込んでいました。
私も酒飲みですが、私が付き合いきれないほどの酒量でした。
大の仕事嫌いで、毎日、しょんぼりした顔で出勤し、精気の無い雰囲気で仕事をやっつけ、定時が近づくと、誰彼構わず酒に誘い、誰も着いてこないと知るや、単身、夜の街に赴くのです。
そんなことを繰り返し、肝炎から肝硬変、そして肝臓がんと、大酒呑みの典型的な道を歩みました。
自業自得と言ってしまえばそれまでですが、私は先輩の何がそのような行動を取らせたのか、その精神の運動は死んでいたのか、あるいは飲酒ということにだけ、激しく鼓動していたのかを知りたいと思い続けています。
もしかしたら私が辿るかもしれない道。
その時、私は先輩の精神がどのような運動を起こしていたのかを知るかもしれません。
知りたいとは思いませんが。