鋼の精神

文学

  雪が降りしきるなか、定時まで仕事をし、帰宅の途に着きました。

 幸い、バスも電車も5分程度の遅延で走っていましたので、ストレスなく帰宅できました。

 でも多分、一晩中雪が降ったら、明日の公共交通は全滅でしょうねぇ。

 タイミングが良かったとしか言いようがありません。

 自宅で降りしきる雪を見る分には、幻想的で美しいものですが、出勤しなければならないとなると、地獄の様相を呈します。
 首都圏は雪に慣れていませんからなおさらです。

 幸い明日は土曜日。
 しかも予報では、気温が高くて雨。
 暖かい雨が降れば、雪など溶けてしまうでしょう。

 あさっては晴れの予報ですから、今度はお陽様がとどめの一撃で雪を駆逐してくれるでしょう。

 あさってはマンション管理組合の年に一度の総会。
 その場で次ぎの理事が選任、(と言っても輪番ですが)、されるので、一年に及んだ理事職からも解放されます。

 嬉しいですねぇ。

 こうやって、季節は確実に春に向かっているのですねぇ。

 嬉しいような、少し憂鬱なような。

 何しろ私は春の瘴気が苦手。

 春愁秋思とは、人の心を表して見事だと思います。

 白楽天「陵園妾」に見られる詩句です。

白楽天詩選 (上) (岩波文庫)
川合 康三
岩波書店

 

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白楽天詩選(下) (岩波文庫)
川合 康三
岩波書店

 しかし私は最後の病気休暇から復帰してもうすぐ丸4年。

 鋼の精神を身につけたと自負しています。
 その鋼が、春愁などという意味不明なもの、吹き飛ばしてくれるものと信じています。

 そろそろ暖かくなって欲しいものです。


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