降格かなわず

仕事

  四月に入ってからの精神的落ち込みから、上司に職階の降格を願い出ました。
 しかしそれは、一蹴されてしまいました。

 降格人事というのは滅多にあるものではなく、私も26年間働いて実際の事例は1件しか見たことがありません。
 それは仕事をせずにネットで遊んでばかりいて、仕事を溜めこんでしまった、という事例です。

 私の場合、仕事上の問題は該当しませんので、心身の故障により、その職階に耐えられない、という理由にしました。
 その場合、職場はまず指定する医師の診断を受けることを命じます。
 診断書が、降格相当と出れば、降格となります。

 しかし、私の場合、10年ちかく、双極性障害を患いながらもフルタイムで勤務できており、しかも毎年度末の勤務評定では、最高のA評価をもらい続けています。

 昇任させるべきところ、双極性障害を理由に現在の職に留めているだけでも有り難く思え、ということのようです。

 当然、医師の診断も必要ない、とのことでした。

 降格というのはなかなか認められないものですねぇ。

 手を動かす仕事が増えても、少しでも気分的に楽になれればと思ったのですが。

 考えが甘かったようです。