隣は何を

文学

 秋も深まってきたようで、今日は寒いくらいです。
 今日から、私は股引と半袖の下着の上に長袖の下着を着用して、Yシャツを着ています。
 
 あったかい。
 暖房がまだ入らないのでちょうどよいようです。

 しかし驚愕なことに、今日も半袖シャツ1枚で出勤している人を見かけました。

 衣装の差が激しい時季なんですねぇ。

 秋深き 隣は何を する人ぞ

 あまりにも有名な、松尾芭蕉の句です。
 秋のどこか悲しい感じがよく出ていますね。

芭蕉全句集 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)
雲英 末雄,佐藤 勝明
角川学芸出版

 隣が何の仕事をしている人か知っていますが、半袖シャツ1枚で出勤する人を見ると、何をする人ぞ、という気分になるというものです。

 私はマンション住まいゆえ、近所づきあいというものは全く無く、入居して15年、隣の人を会えば挨拶くらいはしますが、どんな仕事をして、いかなる家族構成なのかも知りません。
 まさしく隣は何をする人ぞ、です。

 これから1~2ヶ月、深まる秋に思いを馳せつつ、秋の物悲しさに囚われないよう、鋼の精神を保ちたいものです。


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