産経新聞前ソウル支局長の裁判開始さる。
支局長の乗車せし自動車の眼前に寝転ぶ者、自動車に卵を投げつける者、狼藉の数々見苦しきこと限りなし。
そも、支局長の咎とは何ぞ。
かの地の新聞から大統領に関する記事を引用し、コラムを書きたるを、名誉棄損なりと難癖をつけられたるが始めなり。
されど、かの地の新聞のみ、お咎めなしとは何の謂いぞ。
大統領府が検察に圧力をかけたるか、あるいは検察が大統領の心情を慮りたるか。
いずれにせよ、そは情に拠りたりて、法の精神、かけらも見られず。
かの国は我が邦と同様、自由民主主義を標榜せし国にあらずや。
かの国の裁判所における狼藉、嗤うべし。
前支局長の毅然たる態度のみ、輝きたるは当然か。
我が邦、泰然自若として法の精神に基づき、淡々と事にあたるほかなし。
さあらねば、我が邦もまたかの国と同様の感情論に走らざるを得ず。
隣国にかの国のごとき情を重んじ理を軽んずる者あるは、誠に不幸と言わざるを得ず。
我、沈思して隣国との友好図らむとすも、その道程険しく、容易に想像する能はず。
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