午前中、床屋に散髪に行きました。
行きつけの床屋ですが、平日の昼間に行くと、必ず「お休みですか?」と聞いてくるのが小癪な野郎です。
午後もDVD鑑賞。
本日の2本目は、「デッドガール」です。
一種のゾンビ映画なのですが、一般的なそれとは大分趣きを異にしています。
冴えない高校生のTJとリッキー。
2人は幼馴染で、いつもつるんでいます。
ある日、2人は授業をさぼって閉鎖された精神病院にもぐりこみ、大量のビールを喰らって手当たりしだいに窓を割ったり、器具を破壊したり。
このあたりはよくある青春の鬱屈を描いた場面。
肝試しと称し、暗い地下へ歩みを進め、奥へ奥へと進んでいくと、信じられない光景を目にします。
全裸の少女が、鎖で手足を拘束されてベッドに横たわっていたのです。
最初は警察に通報しよう、なんて相談していますが、この少女、やたらと凶暴なのです。
さらには首を絞めても銃弾を三発も撃ち込んでも、しばらくするとまた蘇って凶暴になるのです。
これはゾンビだ、と気付かされます。
ここから、TJとリッキーは仲違い。
もてない2人のこと。
全裸の少女が拘束されており、しかも生身の人間ではないと知れば、ダッチワイフ替わりにして楽しもうというのも無理からぬこと。
リッキーはそれを拒絶しますが、TJはもう一人のさえない友人を誘って、毎日、ゾンビ少女を犯して楽しんでいます。
ついには学校にも来なくなるTJ。
TJの欲望はエスカレートして、ゾンビに噛まれればゾンビになるはずだからと、完璧な女を拉致してゾンビ少女に噛ませ、色々なゾンビ女を楽しもうと企みます。
ついに、リッキーが小学生の頃から片思いを続けている美少女の目につけます。
それを阻止しようとするリッキー。
しかししょせん、リッキーも色欲旺盛な男子高校生だった、というお話。
リッキーの切ない恋心や、冷たい少女との葛藤が描かれ、さらには家庭環境に恵まれず、さえない3人の少年たちの青春群像が描かれ、ゾンビ物だということを忘れてしまいそうです。
そもそもなんで閉鎖された精神病院の地下深くにゾンビ少女が拘束されていたのか、彼女は何者なのか、いつから拘束されているのか、最後まで明らかにはされません。
一風変わった作りになっています。
発想は面白いにしてもストーリーが単調で、104分という尺は長すぎたように感じました。
もう一ひねり欲しかったところです。
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シャイロー・フェルナンデス,ノア・セガン,ジェニー・スペイン,キャンディス・アッコラ | |
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