東日本大震災一周年追悼式で、台湾代表に対し、国の代表などを遇する来賓ではなく、一般企業などと同じ扱いをしたことが、一部で問題になっていますね。
つまり、台湾に対してあんまり非礼じゃないか、というわけです。
200億円もの支援をしてくれた台湾に申し訳が無い、ということで、もっともなことだと思います。
このニュースのおかげで、台湾が200億円に対し、他のあらゆる国の合計が175億円だったという、信じられない事実を知りました。
人口の少ない台湾一つで、他の全世界の合算よりも多いとは思いませんでした。
台湾ももう少し宣伝すれば良いのに。
日本人と気質が似ているのか、あんまり恩着せがましいことは言いたくないんでしょうねぇ。
1974年の日中国交正常化以来、わが国は台湾を国家と認めず、李登輝元総統が母校の京都大学の同窓会に出席しようとしたときも、レッド・チャイナの要望に応えてなかなか来日を認めませんでしたね。
力が強いからと言って悪い隣人の顔色ばかりうかがい、良い隣人をないがしろにするのは痛憤に耐えません。
わが国が政策として、中華民国ではなく中華人民共和国を正統な政府と認めることを選択したのは事実であり、これは諸般の事情からやむを得なかったものとは思いますが、震災の追悼式典でそんな杓子定規といおうか情けないといおうか、台湾の人々の厚情を無にすることはありますまい。
仮にレッド・チャイナが文句を言ってきたところで、正式な国際会議でもない式典で、誰をどう遇しようが日本の勝手だ、と言い放てば良いのです。
国際情勢を見ていると、レッド・チャイナにしても北朝鮮にしてもイランにしても、わがまま放題を言っているような国には、はっきりとこちらの主張を言わなければ、つけあがるだけだと感じます。
逆に言えば、下手に出ずに傲慢なくらいの偉そうな態度をとったほうが、逆に尊敬されちゃったりするから不思議です。
幕末、幕府も薩長も日本を植民地にせんと狙う英仏に傲慢なまでの態度で臨み、英仏はその望みをかなえることができませんでした。
変にぺこぺこしているやつを見るとイライラする、みたいなもんでしょうねぇ。
でも今回の一件に関しては、台湾に非礼を詫びるべきでしょう。
そして日本は台湾に深く感謝しているというメッセージを送るべきです。
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