お隣、韓国の大統領選挙の結果がでましたね。
韓国初の女性大統領、朴大統領の誕生です。
反日左派で親北朝鮮の文候補が落選したことは、わが国にとっては良かったと言って良いんでしょうね。
前評判ではかなりの接戦だったそうですが、どこの国もそうですが、サイレント・マジョリティというものは、大体において穏健な候補を選ぶものです。
朴大統領に関しては、お父上の朴大統領が独裁的だったとか、日韓基本条約を強引に結んだ親日派だとか、主にお父上に関わるネガティブ・キャンペーンに苦しめられていましたね。
戦後67年、韓国はいったいいつまで過去に拘り、わが国を誹謗中傷しつづけるのでしょうか。
もはや馬鹿馬鹿しいほどです。
それに比べて、なぜか同じ大日本帝国の植民地支配を受けた台湾は今も親日的です。
先般、台湾で日本語の和歌を詠む歌人たちの集まりが開かれたそうです。
天皇を 神と思ひし 彼の日々を 空虚なりしと 我は思はず
外国人叙勲で、短歌の普及によって旭日双光章に輝いた台湾歌壇の元代表、鄭さん(88)の和歌です。
鄭さんは戦後大日本帝国が台湾から去り、中華民国が乗り込んできた時、彼我の行動を比較して、大日本帝国の軍人や教師、役人が極めて高いモラルを保ち、台湾人の倫理規範に強い影響を与えてきたことを思い知らされ、日本文化に飢えていたそうです。
台湾には「台湾万葉集」という歌集が編まれているほど、和歌は普及していたようです。
しかし、今では台湾で和歌を詠めるのは多くが80代に至っています。
高齢化の進行によって、台湾で和歌が衰退していくのは寂しいことです。
しかしその代り、台湾の若者の間では日本のポップ・カルチャーが大人気だとか。
形は変れどわが国の文化は彼の国に強い影響を与えているようです。
台湾では鄭さんが日本から勲章をもらったお祝いの宴の最後、今上陛下の生誕を祝う「天長節の歌」を大合唱してお開きになったそうです。
天長節の歌です。
わが国の民が、今現在の思考パターンや美意識を長い歴史と伝統の中で育んできたことを忘れ、新しい文化の創造に血道を挙げている姿は、私には滑稽に写ります。
なんとなれば、新しい文化ですら、わが国民が育んできた伝統文化を背負っており、また、背負わなければ新しい文化など生まれえないからです。
そのことを、台湾の老人たちはよく教えてくれます。
東日本大震災に際しては、160以上ある国や地域の中で、台湾からの義援金が圧倒的に多かったと聞き及びます。
わが国が危機に陥った時に、真に手を差し伸べてくれる地域や国はどこなのかで、その国や地域との親密度が測れるように思います。
韓国が台湾とは全く違ったスタンスでわが国を責めるのは不思議でなりません。
韓国人の皆さまにおかれましては、台湾の戦後の歩みを学ばれてはいかがでしょうか。
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