中国漁船が今度は韓国の警備艦に衝突、沈没したそうですね。
死者もでたとか。
韓国は日本と違い、素早く映像を公開しました。
韓国の海上警備隊員が中国漁船に乗ろうとして、中国人から鉄パイプのようなもので殴られているのが映っていました。
漁民が自らの意思で外国の警備艦に衝突する、というのはちょっと想像できません。
それも日本にも、韓国にも。
普通の感覚だと、追われれば逃げるか、観念して相手の捜査に協力するかどっちかだと思うのですが。
まして死者が出るような危険な衝突をなんでまた漁師がするのでしょう。
私の想像では純粋な漁民ばかりではないのだろうと思います。
国家の秘密組織に属するか、あるいは息のかかった人間が漁民を装い、国家意思の発動として行っているのでしょう。
国家意思とは何か?
おそらく、日本や韓国がどうでるか見ているんでしょう。
甘い対応をすればどんどん図に乗り、厳しく対処すればしばらく様子を見る。
日本政府は、那覇地検の判断で船長を釈放した、政府はそれを了とする、なんて言っていました。
オホーツク海でそれが起きたら北海道の検察が、日本海で起きたら新潟の検察がそれぞれ勝手に判断するんでしょうかねぇ。
それじゃ、政治主導じゃないですねぇ。
役人主導ですらなく、役人丸投げです。
失言で法務大臣を辞職したおじさんは、決めゼリフを二つ覚えておけばよい、と言ったとか。
問題は国会軽視ではありませんね。
二言しゃべれば後はお役人がよしなにはからってくれる、という甘えというか、丸投げというか、そういう態度でしょう。
政治主導ということで鳴り物入りでスタートした国家戦略室ってどうなっちゃったんでしょう。
まだ室のままで局にはなっていませんしねぇ。
政治主導と言って、役人を部下ではなく敵であるかのように宣伝したことがそもそもの間違いでしょう。
政権を取れば役人をうまく使わなければ、日本のような巨体は動きません。
部下の役人なんて、おだてて使えばよいものを。
親の敵のような言われようをすれば、生身の人間であるお役人だって、良い気持ちはしないでしょう。



