今日は私のちょっとした記念日です。
それを祝うため、夜は浅草の高級鮨店を予約してあります。
この店の店主は、私と同年で、銀座の久兵衛で16年修行して、独立した人で、私と気が合います。
どこにも値段が書いていない、恐ろしい店でもあります。
しかし、私はこの店に行くと、盛大に飲み、食います。
それというのも、最初、父に連れて行ってもらい、それ以来、いくら飲み食いしても、父につけて構わない、と言うので、私はかけらも遠慮することなく、この店を利用しています。
値段がはたしていくらなのか、皆目見当がつきません。
店主も父も、絶対に値段を言わないからです。
じつに有難い話です。