昨夜もう30年ちかく会っていない女性の先輩の夢を見ました。
全く意外なことです。
私が24歳から26歳までの間机を並べて働いた先輩です。
明るくて仕事熱心な人でした。
その後転勤して今どこで働いているのか、そもそも生きているのか死んでいるのかさえ分かりません。
先輩、髪は真っ白になり顔中皺だらけで、眼光だけが鋭く、鬼婆のようになっていました。
心理学の世界で一時期夢判断というのが流行りました。
今はあまり流行らないようですが、普段完全に忘れていた先輩がすっかり老けて夢に出てきたことになんらかの意味があるような気がしてなりません。
亡くなったのでしょうか。
虫の知らせが届くほどの親しい間柄ではありませんでした。
あるいは少し早いですが退職したのでしょうか。
その程度、夢に現れるほどのことではありますまい。
夢に出てきた先輩、当時不倫していました。
職場の冴えないおじさんと。
ブ男好きとか言われていましたね。
旦那は編集者だと聞きましたから、忙し過ぎて構ってもらえなかったのかもしれません。
あるいは老いというものの切なさを知らせてくれたのかもしれません。
8月で56歳になります。
そろそろアラ還です。
同世代の者たちも年を取りました。禿散らかしているやつ、お腹が突き出たやつ、髪が真っ白になったやつ。
義母は特別養護老人ホームでほぼ寝たきりの生活をしています。
老いるということの意味を見せつけられている気がします。
あと30年もすれば、(生きていればの話ですが)私も足腰立たなくなっている可能性が大きいと思いま す。
こうやって老いについて思いをめぐらせていることにこそ、先輩が夢に現れた意味があるのかも。
本格的に年を取る前に、来し方を振り返り、今後の人生を見直せということでしょうか。