現在世界の宇宙物理学者が、リニアコライダーなる巨大実験機器を作るべく、各国政府に働きかけているそうです。
これが完成すると、ビッグバンから1兆分の1秒後の状態がわかるんだとか。
現在の技術では、1億分の1秒後の世界までしか分かっておらず、1兆分の1秒後の世界が判明すれば、宇宙誕生の謎に迫ることができるんだそうです。
夢のある話ですねぇ。
ただ、膨大なお金がかかるそうです。
主要先進国はのきなみ及び腰。
その中で安倍総理だけが、研究チームの代表と会い、前向きな返答をしたとか。
落ちぶれたりとはいえ、わが国はまだお金持ちの部類。
科学技術にお金を落としてほしいものですが、ざっくり1兆円程度必要で、そのうち半額の5000億円を設置国が拠出し、残りの半額をEUや米国、ロシアに出してもらうんだとか。
この装置によってダーク・マタ―(暗黒物質)の正体が分かるかもしれません。
そうなれば、様々な実社会に役立つ分野への応用も期待できるとか。
知りたいという欲望は人間の根源的な欲望の一つですから、これをわが国が率先して行えば、日本ここにあり、という存在感を示すこともできます。
アベノミクス効果で景気が好転してきた昨今、今こそ一見無駄遣いに見えるリニアコライダーの開発に邁進してほしいものです。