今日はお昼から、実家の寺で祖母の法事があります。
早いもので、23回忌。
もうあれから22年が経つのですねぇ。
その時私は26歳で、一人暮らしをしてやりたい放題やって、天下を取ったような気でいました。
しかし、流れる月日のなかで、様々なストレスにさらされ、精神病の世界にどっぷりと浸かって生きるほかなくなりました。
月日の流れは残酷でもあります。
祖母は最晩年、自ら望んで施設に入りました。
見栄っ張りな江戸っ子気質で、家族に面倒を見てもらうことを潔しとしなかったように感じられました。
美人ながら気が短くて喧嘩っ早い、それでいて後に残らない、さっぱりした、どこかドライな性格で、それは私にも受け継がれているような気がして、幼い頃、私は祖母が好きでしたね。
もう23回忌。
親族の顔ぶれを見ると、ご多分にもれず、少子高齢化がしっかりと進んでいます。
そう考えると、祖母の最後の法事になるかもしれません。
はるか22年以上前の思い出を、しみじみと思い返してみようと思います。