6月31日の同窓会

文学

 昨日は読書などしてゆっくりと過ごしました。
 読んだのは、「6月31日の同窓会」です。

6月31日の同窓会
真梨 幸子
実業之日本社

 もちろん、暦上、6月31日という日は存在しません。

 神奈川県の某市にある私立の名門女子校。
 この学校には、6月31日の同窓会の通知が来ると、お仕置きされる、という噂があります。
 89期生で28歳になるOGたちに、次々とその通知が届き、実際に死んでしまう者が多数出ます。
 じつによく人が死にます。

 怯えるOGたち。

 高校時代の思い出と、28歳の現在を交差しながら描き、そこそこ読ませます。

 しかし残念ながら、印象は安っぽいホラー仕立ての少女小説の域を出ていません。

 お気楽に楽しめましたが、もう少し重たい物を読んでみたくなりました。


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