今日は日米開戦の日。
今年はちょうど70年だそうです。
最近では大学生のなかにも「日本が米国と戦争したって本当ですか?どっちが勝ったんですか?」なんて真顔で聞く輩がいるやに聞き及びます。
にわかには信じがたい恐るべき常識の無さですねぇ。
日米開戦の理由は、わが国がアジア太平洋諸国を侵略したからだ、とか、日独伊軍事同盟を結んだからだ、とか、第二次世界大戦でフランスがドイツに敗れた後、わが国がフランス領インドシナを占領したからだ、とか、あるいは米国がわが国に対してハル・ノートを突き付けたり在米日本資産を凍結するなどしてわが国を追い込んだからだ、とか、ルーズベルトがどうしてもわが国を叩きつぶし、さらにはナチを殲滅したかったからだ、とか、様々な論がありますが、いずれも枝葉の話に過ぎません。
要は巨大帝国主義国家同士であったわが国と米国との利害が、のっぴきならないところまで対立してしまったから、ということが根本原因でしょう。
当時はまだ核兵器も大陸間弾道弾もなく、大戦争をしたからといって人類絶滅にまでいたる心配がなかったため、開戦へのハードルが低かったことも一因でしょう。
米国は枢軸国側に対して大勝利を収めた後、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争、アフガニスタン戦争と間断なく戦争を続け、その他小さな地域紛争を加えれば数知れず、今も戦っています。
わが国が66年に及ぶ平和を甘受している間、米国は常に戦時中であり続けています。
しかし広島・長崎に原爆を落としたことにより、米国は大量の核兵器を保有しながら国際世論を怖れてか、あるいは核による報復を怖れてか、核兵器を使用できなくなってしまい、世界一の軍事大国と言われながら、第二次大戦以降完全な勝利を収めたことがありません。
戦争に勝てない世界一の軍事大国とは何のための軍隊なんだかわかりません。
現在、米国は将来予想される中国との戦争に向けて、着々と準備しているように見えます。
開拓魂と言う名の侵略根性により、米国は西海岸まで侵略した後、さらに西に進んでハワイ王国を侵略・併合し、日本を軍事的属国に組み込み、さらに進んでユーラシア大陸にまで進もうとしているかのごとくです。
米国建国の父祖の地、ユーラシア大陸の向こう端、欧州にまで侵略の手を進めなければ気が済まないんでしょうか。
そうは言ってもわが国は米国の世界戦略の一翼を担っており、もし対中戦争という事態になれば、最前線を担うどころか、わが国土が戦場になる可能性も大です。
その時に備えて、わが国は少なくとも専守防衛という政策は捨てなければなりますまい。
それは死ぬほど嫌なことですが、専守防衛を続ければ、法律守って国が滅んだなんていう笑えない事態になりかねません。
わが国に向けて中国本土からミサイルが飛んできた場合、ミサイルがわが国に届くまで待っているわけにはいきません。
中国本土のミサイル基地を攻撃しなければ、国民の生命を守ることができません。
歴史は繰り返すと言いますが、本当に猿より毛が三本多いだけの我々人間は愚かですねぇ。
歴史に学べとはよく言われますが、学んだ試しが無いんじゃないでしょうか。
恒久平和はまだまだ遠いですねぇ。
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