AI、恐るべし

仕事

 コロナウィルスは私たちの生活を確実に変化させました。

 会議は対面が無くなり、オンラインもしくはメール審議。

  そう遠くない将来、
「昔は会議ってみんなで集まってやってたんだって」
「えー信じられない」
「それに月曜日から金曜日まで毎日会社で働いて、家では働かなかったんだって」
「嘘だぁ」
 なんて会話が交わされるかもしれません。

 さらにはAIの導入で、雇用が大幅にカットされ、失業者があふれるかもしれません。 

  現在、情報革命の真っ只中。
 おそらく産業革命以上の変化をもたらすでしょうね。 

  先のことは分かりませんが、ある程度の予想はできます。
  鉄腕アトムのようなロボットが生まれるとは考えにくいですが、家事をこなすロボットや、災害時等、自衛隊も消防も出来ない救助活動を行うロボットは作れるのではないでしょうか。

 そして恐ろしいのは、AIの人間に対する反乱。
 古くは「2001年宇宙の旅」のハルコンピューター。
 さらに「ターミネーター」シリーズに「マトリックス」シリーズ。

 

 

 コンピューターが自ら意思を持ち、人間を攻撃する物語は多くあります。
 それはもしかしたら、物語ではなく、未来予知なのかもしれません。

 現にAIは自己学習を行うことで進化を遂げ続け、AIの専門家もこの先どうなるか予測できない、と聞き及びます。

 将棋は一流の棋士でもAIには勝てなくなり、AIとの対局自体止めてしまいました。

 50歳の私は、時代の変化に追いつこうともがいていますが、なかなか若い人のようにはいきません。

 現在の新人世代は、生まれた時からパソコンや携帯電話に親しんで生きてきたわけですから、敵うはずもありません。

 恥ずかしながら五十面さげたおっさんが、若い者に頭を下げて教えてもらう始末です。
 しかしサラリーマンを続けたければ、コンピューターに関するスキルは必須です。

 コンピューターが人々の生活を便利にしてくれたことは間違いないでしょう。
 その一方、あまりに進化が早くて、ついて行くのが精一杯、それが強烈なストレスになっている、という人も多いのではないでしょうか。
 特に中高年世代は。
 て言うか、まさしく今の私がそうです。

 何事も、古き世のみぞ慕はしき

 なんていう、徒然草の言葉が頭に浮かびます。

 それでも、もう算盤と手書きの書類に戻るなんてあり得ないことです。

 強烈なストレスを心中深く抱えながら、涼しい顔で平気を装い、若い者に教えを請う他ありますまい。