TV講義システム

仕事

 私の職場では、TV会議システムというものを導入し、関係する他機関とTVを使って会議を開催しています。

 それとは別に、TV講義システムというものをこのたび概算要求し、それが通ったため、導入することになりました。
 そのシステム導入の旗振り役をしてきた機関の情報担当者が今日の午後私の職場を訪れ、仕様の説明、導入する部屋やエレベーターの採寸をし、こちらも様々な要望を行いました。

 これが今導入されているTV会議システムより格段に優れている点は、パソコンやタブレットなどを使って、1対1の打合せでも、最大240名までの会議や講義にも使える点と、TVにプラスして電子黒板を導入し、電子黒板に書かれた内容がそのままそれぞれに機関に設置された巨大な電子黒板にも、また、パソコンやタブレットなどの端末にも表示され、逆にパソコンやタブレットにメモしたことをTV講義システムに載せて参加者に見てもらうことも、また、クローズにして自分だけが見られるメモとしても使える点です。

 時代は進んでいますねぇ。

 うん千万円もかかる調達で、いわゆる政府調達と呼ばれる大型の契約になります。

 政府調達とは、かつて世界貿易機関が主催するウルグアイ・ラウンドで主要先進国等が合意した調達方法で、官報に和文と英文の入札公告を掲載し、広く世界の企業の参入を促すもので、公告期間も通常の一般競争入札よりもはるかに長く、参加しようとする企業が仕様に不満がある場合には苦情を申し立てることができ、その場合には苦情処理委員会なるものを立ち上げなければならず、公的機関の契約事務を担当する者にとってはたいへん面倒な手続きが必要で、嫌がられています。

 私もかつて、契約事務を担当していた頃、何回か行ったことがありますが、思い出したくも無い瑣末な面倒事に巻き込まれたことを思い出します。

 私は今、契約事務を担当していませんので、他人事ではありますが、分厚い仕様書を見ただけで不快な思い出が甦ります。

 わが国も多大な恩恵を受けている公正で自由な競争のためとはいえ、面倒な手続きを考え出したものです。


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