今日は亡き父の命日にして、3回忌法要の日です。
あれからもう丸2年が過ぎたのですねぇ。
この2年、私生活ではともかく、職場では色々ありました。
体重も1年で24キロ減少し、そのまま元に戻りません。
胃袋ばかりが、亡き父を恋い慕っているようです。
もう父を想って涙に暮れることもなくなりましたが、忘れることなどできようはずもありません。
私にとって父は、あまりに偉大な存在でしたから。
今日は特別休暇を取得して、実家の寺で3回忌法要をあげ、その後都内某ホテルで宴会となります。
私は受付を仰せつかっています。
3回忌とあって、こじんまりと、100名に届かぬ方々を招待していると聞きました。
密葬の際には1,000人もの人が弔問に訪れたと聞きますから、2年間という月日が持つ意味が分かろうというものです。
人は確実に、亡くなった者を忘れていくのですねぇ。
そうでなければ、人は生きていけないのでしょう。
それは遺族といえど同じこと。
完全に忘れることはありませんが、思い出にひたってばかりでは、日々の生活に支障をきたします。
故人を忘れている時間が長くなる道理です。
私には幸いにも子がありません。
私がこの世から去ったなら、誰にも覚えていて欲しくないし、生きた痕跡を残したくもありません。
まるで始めからこの世に存在しなかったかのように、静かに、去っていきたいと願っています。
それが生まれて死ぬということの本質だと思うのです。