最近、株価が上がっているそうですね。
しかし、給料は全然上がらないので、景気が良くなったという実感はありません。
大方のサラリーマンがそうなんじゃなかろうかと思います。
経済の専門家によると、バブルの再来もあり得る、とか言っている人がいましたが、そんなことはないように思います。
経済の専門家の予想ほど当てにならないものはありません。
人によって言うことがまるで違うのですから。
バブル、本当に変な時代でしたね。
でもその最中では、多くの人がわが国の経済的繁栄はまだまだ続くと信じていたのですよね。
当時のアメリカ映画で、何という映画だったか忘れましたが、アメリカのビジネスマン同士が、10年後には米国全土が日本に買われているさ、みたいな冗談を言っていて、しかもそれが嘘っぽく感じられなかったのだから不思議なものです。
あれからもう30年が経とうとしています。
この30年で大きく変わったのは、情報・通信の分野でしょうねぇ。
スマホなんて、誰も考えていなかったのではないでしょうか。
それと、ソ連をはじめとする共産圏の瓦解。
また、わが国では少子高齢化が進み、このままいくとわが国の人口は減少を続け、社会全体のあり方を見直さなければならない状況になりました。
移民の受け入れでしのぐか、身の丈に合った社会に縮小していくのか。
そう言えば、私が就職した26年前は、係長以上で独身の人、というのはほとんどいませんでした。
要するにおっさん・おばさんはほとんど既婚だったということです。
それが今では、給料の高い部長や局長でも独身の人がゴロゴロいます。
こんなに独身が増えたのでは、子供が減るのは当たり前だと、痛感します。
情報・通信分野の飛躍的な発展と、未婚化の間に因果関係など無いのかもしれませんが、関係があるとしたら怖ろしいですねぇ。
情報・通信機器進歩が結婚に影響すると考えると。
昔みたいに圧倒的多数がお見合いで結婚するようになれば、未婚化は解決するでしょうが、そもそもお見合いというものがほとんど絶滅してしまっているので、これを復活させるのは無理筋というものでしょうね。
ある統計によれば、1930年代の見合い結婚率は約70%だったのが、2014年の統計では約5%だそうです。
見合い結婚と恋愛結婚がほぼ同数になったのは1960年代半ばだそうで、ちょうど学生運動だの、Love & Peaceだのが流行った頃でしょうか。
時代の変化というのは怖ろしいものです。
これから30年後、わが国社会、そして世界情勢はどうなっているのでしょうね。
誰も未来のことは分からないし、無駄に心配しても仕方ありませんが、あんまり明るい材料は無いような気がします。
あと30年後、生きていたら私は78歳ですか。
後期高齢者になっています。
社会の変化により、その年になっても働かなければならないとするとゾッとします。
これからの30年が、明るいものであらんことを。